おっすオラ二郎!

おっすオラ二郎!

基本は飯関連。内容は善悪問わず。

食べログの使い方、間違ってません?

(自分が推奨する食べログの使い方は、下半分あたりから)

 

食べログで予測検索をすると

食べログ 信用できない

食べログ 当てにならない

食べログ 役に立たない

などというものが出てきます。

 

これらの内容を見てみると、点数を大きな目安とし、ちょろっと口コミを見て(あるいはそれも見ず)実際に店へ行き、期待していたのと違ったから「食べログはあてにならない」と書いてあることがほとんど。

 

断言します。

それは、食べログの使い方が悪い。

または、あなたの舌が特殊(良いか悪いかは別)です。

 

食べログで高い点数を付けた人は、いずれかを(または複数)重視したことで高い点数を付けています。

・雰囲気

・伝統性あるいは新規性

・その他

・店側の都合

・味

上から順に詳細を書いていきましょう。

 

●雰囲気

おしゃれである、かわいい、入りやすい、一人で過ごしやすい、ワイワイしてる

まあ何でもいいです。

この辺は、食べログでも公式サイトでも、あるいは適当な個人ブログでも大体わかります。

 

●伝統性あるいは新規性

味がどうであるかではなく、昔から続いているから高評価。

伝説を築いた人の弟子が作った店だから高評価。

今までに無い変わったサービスを展開しているから高評価。

こんなところでしょうか。

 

ひどいものだと味の評価なんて全くせず、ただただ有名店の暖簾分けだから、その有名店の歴史だけつらつら書いて★5なんてのもあります。

 

●その他

・尊敬する食べログの書き手が絶賛していたから高評価。

・そもそも平均点数が既に高くついているから高評価。

・とりあえず投稿数を増やしておきたいから適当に書いて高評価(低評価だとレビューが載らない)。

・とにかく安い店だったから高評価(コスト最優先の人)。

・店員が可愛いから高評価。

・店員からちょっとしたサービスをしてもらったから高評価。

・店の身内だから高評価。

・店から接待してもらってるから高評価。

・接待どころか金もらってるから高評価。

・口コミを書く業者がやってるから高評価。

まだまだありそう。キリがないのでこの辺で。

 

●店側の都合

ファミレスのような、冷凍物を温めるだけのものであれば、(温めが足りないとかでなければ)常に一定のクオリティで料理を出せるでしょう。

大手ラーメンチェーンも同様。

壱角家は冷凍スープ使っているのに、なぜかブレるようですが。

 

しかし、そうでなければどうしても味・クオリティにブレが生じることはあります。

例えば揚げ物、ステーキ・ハンバーグ。

来店客が多く、そしてそれを捌くことを重視した結果、予め作っておいて、後は温めるだけなんてのはあるあるのもの。

温めることもしないなんてのも。

いきなりステーキで、セール中に大量の作りおきがあったという話がネットで話題になりました。

 

ラーメンであれば、スープの仕込みとか来店時間で変わることもあります。

カエシの量、水切りとかでも。

 

まあ、常に一定のクオリティを出すのが良い店の証拠だと思うので、下にブレた料理が出たらそれをそのまま評価するのは当然だと思います。

 

 

そして問題児が

●味

とりあえず、レビューをしている本人が美味しいと感じていることを前提にします。

 

・その人が属する身体的なカテゴリー

男か女か、高校生か30代か60代か、体をよく使うかそうではないか。

これだけでも味覚(というか求めているもの)が変化します。

 

高校生のお嬢さんが流行りのスイーツ食べて高評価をしたとしましょう。

それを自分みたいな野郎(甘い物をほぼ食べない)が「お、そうか」と信じて一人で店に行くのは、特定の目的がないのであれば恐らく間違っている。

 

・食べたときの状態

タバコを吸った後なのか、そうでないか。

酒を飲んでいるのか、シラフなのか。

複数人でワイワイしながら行ったのか、一人で黙々と食べたのか。

腹はあまり減っていないのか、かなり減っているのか。

喉は渇いているのか。

体調は良いのか。

 

人の味覚は常に一定ではないです。

同じものを食べたとしても、その時の状態で味の感じ方は変わります。

繊細な味付けであれば尚更。

酒を飲んだ後の、締めのラーメンは大体美味いです。

 

・経験や思い出

例えば、

「普段はコンビニ弁当や安い外食で、たまにちょっと普段より高い店に行ってレビューしている」

人と、

「料理好きで幅広くグルメの体験・知識があり、たまの外食でレビューしている」

人では、感じ方は大きく変わるはず。

前者の場合、点数の付け方が甘いでしょう。

 

 -

普段からガチのレストランを利用していてきちんと行くたびに評価をしている人は、年に1回行けたらいいくらいの人と比べて明らかに別評価をしているはず。

後者の場合、高いから美味いと思い込んでしまう事も考えられます。

 

 もっとも、「普段からガチのレストランを利用しているが、レストランを使う自身に対して酔っている」という人も少なくないでしょう。

この場合はどこのレストランにも高評価。

 

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 博多で育った人が、東京にある博多ラーメンを食べ、まともに味わいもせずに

「やっぱ東京のラーメンは不味い」

なんて言いふらす人もいます。

 

大阪で育った人が、東京のそばを食べ、まともに味わいもせずに

「東京のそばはしょっぱいだけで出汁が効いていわ」

なんてことを言う人もいます。

 

まあ、実際に大してうまくない東京の博多ラーメンの店や、しょっぱいだけの立ち食いそばもあるのですが、どちらかといえばそういう人は「地元の良いところで育った思い出」が味に影響させていることが多いです。

 

(これは自分の経験則、実際に大阪や博多へ行って比べてみた。

東京の立ち食いそばで旨い店と、大阪の立ち食いうどんで旨い店。東京の美味いとんこつラーメンの店と、博多の美味いとんこつラーメンの店。

それぞれ複数行って比べたが、有意な差はなかった。)

 

これが一種の思い出補正です。

この場合、地元の店には甘い評価を付けることが考えられます。

 

-

昔から(美味いか大したほどのものではないかは別にして)慣れ親しんでいる味を出している店だから、高評価を付けることもあるでしょう。

自分はくるまやラーメンに親しみがあるので、食べログでくるまやラーメンのことを書いたら★5を付けちゃうかも。

これも思い出補正。

 

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・美味いことと自身の口にあうことの混同

「美味い」←→「不味い」

「口に合う」←→「口に合わない」

はお互い対応しますが、

「美味い」=「口に合う」

は、レビューを行う際には別物です。

 

あくまで、あくまでレビュー書くという場合のことですが、

「美味い」←→「不味い」

はより客観性を持ったもの。

「口に合う」←→「口に合わない」

はより主観性を持ったものです。

 

先のくるまやラーメンを例に出しますが、自分はくるまやラーメンが好きで、口にあいます。

ただし、味としては「普通。」せいぜい、普通に美味いくらいの評価です。

最も、この違いに関しては、あるジャンルに食べ慣れている人でないと評価出来ないものだと思います。

 

薄味が好きなのか、濃いのが好きなのか。

柔らかいものが好きなのか、硬いものが好きか。

あっさりしたものが好きか、脂っこいものが好きか。

このあたりを自分で把握していないと、他人へ伝えるための正確なレビューは出来ません。

 

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これだけ出せば、よく分かると思います。

食べログの点数はあてにならない」

場合によってはちょっとした参考にすらすべきではありません。

 

よくわからなかった?

それは、自分の書き方が下手なんだと思います。

 

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本題

「じゃあ食べログの正しい使い方ってなんだよ」

と思う方、いると思います。

それをこれからざっと書きます。

 

食べログの点数を参考にしよう

「何いってんだこいつ狂ったか

いえいえ、そうじゃないんです。

 

食べログで高評価がついている場合は、どのような理由にしろ高評価がついているということ自体はわかるのです。

そこにステマがあってもいい。味の評価なんて無くてもいい。

とにかく何かしらの理由で注目されていることはわかります。

 

ただし!

同時に投稿数も注意してください。

異様に投稿数が少ないのに、なぜか評価が高いのは怪しいです。

だからといって、評価が高くて投稿数も多い=いい店

とは限りません。

有名店の場合、

「うーん、とりあえず高評価w」

なんて口コミが大半ですから。

口コミが少ない場合はそもそも高評価にならない性質のようなので修正

googleの口コミは当てはまります。

 

そして、点数が高くてレビューも多ければ、大抵その店の名前でぐぐることで、個人ブログで詳細な情報が載ってたりします。

それを参考にするのです。

そうすれば、より正確に「行ってみるべきか行かざるべきか」が判断できるでしょう。

 

●口コミを見てみよう

なんの参考にもならない口コミが大半である、ということがわかるでしょう。

ただのポエムとかもあります。

店についての話しより、店に行くまでの話しがほとんどってこともあります。

 

重要なのは、

「味の詳細なレビューがきっちり書かれた上で高評価」

「味の詳細なレビューがきっちり書かれた上で低評価(概ね2.9以下)」

のものを探すことです。

特に後者が重要。

後者が複数の場合、行ってみても「あれ?」と思う店の可能性が高いです。

 

●料理の写真を見よう

見た目で大体どんなものか予測がつくから。

あ、公式の写真は無視してください。

見ても絶対に美味しそうに撮られているだけだから、見るだけ無駄です。

 

●メニューの写真を見よう

何がメニューにあるか。

これは大いに参考になります。

新しければ新しいほど良いです。

 

●店名と店の場所・営業時間・営業日・電話番号を見よう

ぶっちゃけこれだけ使ってれば間違いない。

ここで間違っていることは、まあ無いはず。

 

●閉店か掲載保留の情報を見よう

これも実は役立つ。

古いブログの情報をもとに店へ行ったら、もう閉店してましたなんてことがあるので、食べログで確認しましょう。

 

とどのつまり、食べログの平均点数だけを参考にするのは絶対ダメってことです。

調べるのが面倒なら最初から見ないほうがいいか、割り切るべき。